和歌山県立近代美術館で開催中の
曽我孝司、野村仁 2人の作家の展覧会に行ってきました。
その一部をピックアップしてお伝えします。
M.Shino
野村仁
今年
ギャラリー・クラヌキ
でも展覧会があった。
宇宙をテーマにさまざまなメディアで作品にしており、
今回の展示もバラエティに富んでいる。
ソーラーカーでアメリカ大陸横断の旅をしようという
HAASプロジェクトに取り組んでおり、
うまくいけば今展覧会と同時進行するはずだったが
残念ながらまだ実現しておらず、
そのソーラーカーを展示している。
正午のアナレンマ'90(写真右)
は毎正午の太陽を一年間定点で撮影し、宇宙のリズムを可視化したもの。
月を使ったこれの音楽版CDも会場で視聴できる。
展示室でチンゲンサイを水耕栽培するという
宇宙農業の話を聞いて何なんだかと思った。
ソーラーカーにしてもそうだが、それだけを切り離すと何の事か分からないが、
この展覧会の全体、野村の仕事全体の文脈の中でそれが見えてくる。
人工の太陽を受けたこの一坪に満たぬ菜園を、
遠く地球から離れた宇宙船の中で見るとき人は何を思うのだろう・・・。
ところでこのチンゲンサイ、
会期末にはどんな姿になっているのでしょうね?
曽我孝司
大阪の方ならミナミのアメリカ村、Big Footの正面に真っ赤で巨大な円柱が立っているのを見た事がありませんか?
曽我の作品で重力質―柱'93
ステンレスの重量感ある円柱が風に吹かれて危うげに揺れている作品。
重力にこだわるというか重力に抗う彫刻を作りつづけている曽我さん、
今回の出展作の中でも圧巻は重力質―地(写真下)。
白浜千畳敷を思わせる岩盤が展示室にでんと据えられている。
と見るや手で押すとかる〜く動くんですよね、これが。
写真では構造が見えているけれど、見えてもやはり不思議。
素材はブリキ板だそうだが、表面に焼き色を付けることで岩肌の感じを出している。
天井のスポットが夜空の星のようで、まさしく大地をイメージさせる。
Photo by M.Shino
参考資料:
「静けさの中から―星の贈りもの」展図録
和歌山県立近代美術館
静けさの中から・・・星の贈りもの展
1998年8月4日(火)- 9月6日(日)
2F展示室 9:30-17:00(入場は16:30まで)
休日除く月曜は休館
入場料 一般310円 高大生210円 小中生100円
20名以上の団体は割引あり 65歳以上・障害者は無料
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和歌山県立近代美術館
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和歌山市吹上1-4-44
Tel 0734-36-8690
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