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中村不折<白頭翁>

意味とイメージ
あらわれる浪漫主義の明治

1998年10月17日(土)〜11月23日(月・祝)

9:30-17:00(入場は16:30まで) 月曜休館
一般 810(660)円、高大生 510(400)円、小中生 310(250)円 ()内は20名以上の団体、高齢者(65歳以上)と障害者は無料

ミュージアム・トーク・10月24日(土) 11月14日(土)

午後2時-3時 美術館2階ホール(無料)
当館学芸員による解説
 浪漫主義が日本に成立したのは、ヨーロッパに一世紀遅れた明治中期ごろ。 ヨーロッパでは合理主義的なものの考え方の支配する社会の中で、 個人の感情と想像力を尊重しようとする運動としてあらわれ、 日本では明治維新以降、大急ぎで作り上げられてきた近代社会の理想である合理主義、 そしてそれらがもたらした皮相性を、同じく個人の力で超越しようとする動きとしてあらわれました。  浪漫主義の芸術は、合理性、功利性だけが重んじられる「いま」と「ここ」からはなれた彼方に憧れます。 神秘的で夢見がちな表現となることもあれば、理想とされた美の典型を超えていくこともあります。 さらに、あらゆる芸術のジャンルが互いを取り込み、一種の総合芸術を実現しようとする勢いを持つこともあります。  それは、職業の枠に閉じ込められない芸術家たちの、全人格による表現という一面を示す現象でした。 作品のなかで、多くの実験がなされ、生み出された作品は、時には雑多な印象を与えるほど多様で、 生命力にあふれています。  「私」がおかれた「いま」と「ここ」以上のものを追い求めようとする姿勢は、 現実を変化させようとする行動に結びつく可能性を秘めています。だからこそ、 人間の生活や文化に大きな影響を与えることができるのです。 時代を変えたのは、社会の、また政治のイデオロギーであったかもしれません。 しかし、その社会を超えうるのは、その時代に生きた人間のパーソナリティにほかならないのです。  この展覧会では、およそ200点の絵画、工芸、装丁、漫画・風刺画などの多彩な作品から、 いまあるものを超えようとした明治の芸術家の志を、あらわれたままに見ていきたいと思います。
和歌山県立近代美術館
和歌山市吹上1-4-44  Tel 0734-36-8690
JR和歌山駅・南海和歌山市駅からバス、「県庁前」下車徒歩2分
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建物概要
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予告



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