
レセプション: 5月20日(土) 6時より
児玉画廊(大阪)
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For Immediate Release
ご案内
関係各位
拝啓 時下ますますご清祥のこととお喜び申し上げます。
児玉画廊(大阪)では、来たる5月20日より7月1日まで森千裕個展「フィンガーピクルス」
を下記の通り開催する運びとなりました。
森千裕はこれまでに400枚以上におよぶドローイングを始め、平面、立体、インスタレー
ションと、多岐にわたる作品を制作発表してきました。近年、既出のドローイングのイ
メージを使って水墨や透明水彩を使用した大型のパネル作品を制作するという作業を始
めています。それは、過去のドローイングの単純な焼き直しに留まらず、一旦ドローイング
という形で完結されたイメージを始めから構築し直すに等しい行為といえます。手先の範
囲において制作されたドローイングから大判のパネルへとスケールを押し広げ、更に、異
なったマテリアルで描くことで可能となる微細なニュアンスやディテールに感情やインス
ピレーションを落とし込んでいきます。
森の作品には人体のモチーフ、例えば目や口といった感覚器官や、内蔵や血管などが多く
描かれます。また、都市や地図、地名など地理的な要素も多用されるモチーフです。森の
作品の中でこれら生体的なモチーフと地理的なモチーフとは複雑に交錯し、森が独自に
「都市」または「都会」と定義している現実社会に対する観念的な世界を形成しています。
それは強いて言うなれば人体が小宇宙に準えられるような、身体感覚と世界全体の構造
がオーバーラップした感覚と言えるものかも知れません。人体の皮膚を、衣服、空間、社会
のメタファーとして拡張していくことによって、あるいは人間が社会的生活をすることによっ
て流動的に変化、成長するという点において、「都市」は「生ゴムのような感触」と森が表現
するところの、蠢くような生温かい存在として現前してきます。森が好んで使用する水墨、
顔彩、和紙といった技法や素材もまた生体的な湿度の象徴として、この感覚を表現するた
めの一つのツールとなっています。
今回の展覧会ではこうした森の世界観を様々な形で表現しています。ドローイングによる
インスタレーションやパネル作品を始め、ドローイングのイメージを焼き付けるように描く
壁画、拾い集めたものと粘土、セロハンテープで構成する立体作品など、新たな展望を予
感させる内容となっております。
つきましては、本状をご覧のうえ、展覧会をご宣伝、ご高覧を賜りますよう、何卒よろしく
お願い申し上げます。
敬具
2006年5月
児玉画廊 小林 健
記:
作家名: 森 千裕 (Chihiro Mori)
展覧会名: フィンガーピクルス
会期: 5月20日(土)より7月1日(土)まで
営業時間: 11時−7時 日・月休廊
オープニング: 5月20日午後6時より
お問い合わせは下記まで。
児玉画廊
〒541-0051 大阪市中央区備後町4-2-10 丸信ビル2F
Tel : 06-4707-8872 Fax : 06-4707-8873
E-mail : kodama(a)KodamaGallery.com URL : www.KodamaGallery.com