
シネマ・ド・オルフェ
トニー・コンラッド×飯村隆彦
オプティカル/コンセプト・シネマ
1998年6月17日(水)19:00pm- 1500円
京大西部講堂
百万辺南 075-751-9373
プログラム(上映は16mmフィルム)
- トニー・コンラッド
- "THE FLICKER"(30 min., 1966)
- "STRAIGHT AND NARROW"(10 min., 1970)
(with Beverly Grant Conrad)
- "BOILED SHADOW"(3 min., 1974)
- "4-X ATTACK"(2 min., 1974)
- 飯村隆彦
- "シャッター"(25 min., 1971)音楽:佐藤敬次郎
- "1秒間24コマ"(12 min., 1975-78)
6月にニューヨークより来日する作曲家/映像作家トニー・コンラッドと映像作家飯村隆彦の二人による「オプティカル/コンセプト・シネマ」をテーマとする映画上映と対談
です。
トニー・コンラッドの代表作「フリッカー」(1966年)と「ストレート・アンド・ナロ
ウ」(1970年)は、最近日本で話題となっている「ポケモン現象」の原型とも言うべき
、フリッカー効果を最初に本格的に捉えた作品のひとつで、単に視覚効果としてばかり
でなく、ひとつのコンセプトをもった作品です。
飯村隆彦の「シャッター」(1971)も同様の効果をもちながらも、波のように増幅する
光のリズムをもち、さらに、「1秒間24コマ」(1975-78)は、それを時間のコンセプト
として捉えた作品です。
このように相似しながらも、異なったコンセプトをもつ作品を今日の視点から再評価す
る試みです。
また、今回の「ポケモン事件」が、日本映像学会の郵政省への要請文(日本映像学会報
No.102, 1998年4月1日発行)が示すように、科学的な根拠も不確かなまま、一方的な
映像
制作規制へと波及しています。
30年前の実験映画は今日、貴重な(しかもラジカルな)映像表現の証言となるものです。
- ■Tony Conrad
- 1940年生まれ。1960年代始めにニューヨークで「ミニマル」音楽と「アンダーグラウン
ド」映画のパイオニアの一人として活躍し、とくに「フリッカー」は、構造映画の初期
の主要作品として捉えられる。1960年代以降は主にビデオ制作で、ニューヨーク近代美
術館、パリのポンピドゥ・センター、カッセルのドクメンタなどでインスタレーション
を含め発表。90年代には、演奏活動を再開して、初期の歴史的な「Early Minimalism V
ol.1」(1997年)をリリースした。
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■飯村隆彦
- 1937年生まれ。1960年代始め、東京で「フィルム・アンデパンダン」を結成し、実験映
画とパフォーマンスの日本におけるパイオニアの一人。なかでも「Al(Love)」は代表作
。1960年代半ばニューヨークに移り、トニー・コンラッドに出会う。「フリッカー」に
ついて「Film」誌(1968年10月号)に紹介。1970年代以降はビデオ、1990年代代以降は
コンピュータ作品も発表。ニューヨーク近代美術館、パリのポンピドゥ・センター、東
京都写真美術館などで個展を開催。
連絡先:オルフェの袋小路 075(723)1393 (761)4298 山下