モボモガ 1910 -1935展 」

モボ・モガ

1998年 5月17日(日)-6月28日(日)
[開館時間]A.M.9:30-P.M.5:00 (入館4:30まで)
[休館日]月曜日
[入館料]
 一般1000円(900円)/学生850円(700円)
 高校生以下及び65才以上無料
 ( )内は団体20名以上割引料 金

[主催]神奈川県立近代美術館
    ニュー・サウス ・ウェールズ州立美術館
    国際交流基金
    朝日新聞社
[協力]日本航空
[助成](財)ポーラ美術振興財団

神奈川県立近代美術館[本館・別館]
鎌倉市雪ノ下2-1-53鶴岡八幡宮境内
Tel.0467-22-5000

昭和初年、1920年代後半の東京には、それまでとはまったく異なった種類の人間たち が闊歩するようになりました。
関東大震災(1923年)の痛手から立ち直る過程で、東京は、都市としての外見ばか りでなく、そこを舞台とする人間の様相も一変させたのです。断髪洋装の女性たち、 舶来帽子の伊達男。ジャズに興じ、映画館に集い、カフェでひまをつぶし、ラジオ放 送に耳を傾ける流行先端の男や女は、モダン・ボーイ、モダン・ガールを略して「モ ボ、モガ」と呼ばれました。浅草ではエノケンが「カジノ・フォーリー」などの劇団 を旗揚げし、ひとびとに今まで知らなかったようなスピーディーで都会的な笑いをふ りまいていました。
しかし、その一方で、プロレタリアの団結も労働者たちの間 で声高に叫ばれていたのです。
それは、華やかな表層とは別に、明治の欧化主義以来の欧米の「近代」への憧れが、 庶民生活のレベルにまで浸透し、なにか新しい、独自の文化の在り方が、単なる西欧 への追従ではなく、さまざまなかたちで深く模索されていた時代、実験的で果敢な冒 険の時代でもあったのです。
本展では、大正期の個人主義の主張を背景に登場す る個性豊かな芸術家たちの作品にはじまり、プロレタリア美術運動の、弾圧による退 潮後の数年間の作品まで、ほぼ四半世紀の日本近代美術の展開を、約250点の油彩画 、日本画、彫刻、版画、写真、および約300点の資料によってたどります。
展示は7つのセクションで構成されます。
泄マ貌する街
個性の解放
。モボ・モガ登場
「官能の 解放
」先 端に立つ
、労働歌の街
・沈黙する街
大逆事件の年である1910年から二・二六事件の前年1935年で区切ら れている四半世紀に日本の美術にいったいなにが起こったのか。それを近代都市の文 脈でもう一度見直すことによって、たんなる懐古趣味にとどまることのない、あらた な発見を、すぐれた創造の軌跡をたどりつつ探りたいと思います。
会場は通常の 企画展よりも規模が大きいために、本館・別館ともに使用されます。
なお、本展 は、一部内容と構成を変えてシドニーのニュー・サウス・ウェールズ州立美術館に巡 回されます。



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