galerie deux
「見えないもの」
松江泰治 - サム・サモア - 平川典俊 3人展

Taiji Matsue - Sam Samore - Noritoshi Hirakawa

2000年 1月29日(土)〜4月28日(金)
a.m.11:00-p.m.6:00(日/月/祝 休廊)
●オープニング・レセプション 1月28日(金)p.m.6:00-p.m.8:00 作家出席
<クロノス・エロス・タナトスへの眼差し>
「見えないもの」は、写真の分野を中心にグローバルな広がりを持ちつつ着実な活動 を続ける3人の作家が、松江泰治:クロノス、サム・サモア:エロス、平川典俊: タナトスといったそれぞれ個々のテーマを取り扱いながら、現代という間断ない テクノロジー化の時代を分析し尽くし、或いはバラバラに分解し、記号化してしまっ た“みえないもの”を拾い集め、再構築する試みである。

3人とも、作品に とどめられた対象をわれわれに提示するだけではなく、そのこちら側にあるもの、対 象に投げかける眼差しを持つものを同時に現前させる。それは見えないにもかかわら ず.....
アートはもう一度人間の温もりをもった存在、傷つきやすく、時に 激しい感情を持ったヴィヴィッドな精神の存在を呼び戻し回復することができるのだ ろうか、という問いかけでもある。

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松江泰治 CHILE 1995 (c)Taiji Matsue
松江泰治は、独特なテクスチャーを生み出すグレートーンでプリントされた地 表の写真。余りにも遠方からの撮影のため、見ている者は距離感、遠近感を失ってし まいそうになる。自然というよりはむしろ地球の皮膚を撮ったような作品をさらに広 く引いた視点で全体を見渡せるよう、まとまった作品グループで見せる。

松江泰治 Taiji Matsue
1963 東京生まれ。東京大学理学部地理 学科卒業。川崎市在住。
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サム・サモア Allegories of Beauty (c)Sam Sa more

サム・サモアは、<Allegories of Beauty(美の寓話)>というシリーズで発表され たフィルムを想わせる粒子が漂う白黒写真から、唇のクローズアップの写真を展示す る。光と影で織り成されるイメージは、美の象徴ネフェルティーティへのオマージュ でもある。

サム・サモア Sam Samore
ニューヨーク在住。
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平川典俊 (c)Noritoshi Hirakawa

平川典俊は、生の中に在る死、死に在る生を見つめる、つまりイメージの中に自分を 見る、自分の姿の中にイメージを見るという装置を用いた新作インスタレーションを 制作。写真、鏡、水、墨、光などを用いて、二つの世界をオーバーラップさせる。

平川典俊 Noritoshi Hirakawa
1960 福岡生まれ。ニューヨーク在住。

本展覧会はアメリカやヨーロッパでの発表の 機会が多いアーティスト達の作品に一同に会することのできる貴重な機会です。
協賛:アサヒビール株式会社
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